一九九〇年八月十七日より同二十一日までの五日間、京都市伏見区醍醐寺に出張し、継続事業として一九三・一九四・一九五・一九九・二〇〇・二〇一・二〇四函の文書・聖教を調査し、その全部を撮影した。これにより、上野学園の調査団が撮影し、本所にデュープフィルムが寄贈されている分と合わせ、二〇五函までが撮影済みとなったことになる。
なお調査期間中に、『日本荘園絵図聚影』に収録するため、次の荘園絵図等を（株）便利堂に委託して撮影した。
醍醐寺文書 法量（センチ） 撮影フィルム
山城国五智院南地指図（五函二〇号）三四・四×五四・五 ８×５・４×５
山城国西谷藪地指図（六函一五九—二号）二八・〇×四五・七 ８×５
伊勢国智積・川島山田境指図一（一一函四四号）二八・三×四六・三 ８×５
伊勢国智積・川島山田境指図二（一一函四四号）二八・四×四六・五 ８×５
山城国六月坂裾東南角地差図（二五函七〇号） 二八・七×四三・二 ８×５
端裏書４×５
山城国笠取村絵図（一三四函八号）五五・八×八五・三 カラー４×５
尾張国安食荘絵図（一三四函一八—八号）七三・二×九四・七 カラー４×５
自御室戸至山上指図（一三四函二八—一号）（右）五二・六（左）一三・五＋四〇・八×（上）四〇・五＋四八・七（下）九三・二 カラー４×５
山城国笠取荘絵図一（一三四函二八—二号）八〇・一×一三六・九 カラー４×５
山城国笠取荘絵図二（一三四函二八—三号）八〇・〇×一三二・二 カラー４×５
山城国葛野郡郡界図（三〇三函八五号）二九・九×四八・〇 ８×５
奈良市山陵町区有
大和国山陵村地籍図 八七・五×一六六 ８×５
大和国超昇寺・常福寺・門外・山陸・歌姫五ヶ村絵図 一〇八×八三 ８×５・カラー４×５
以上の絵図のうち、山城国笠取村絵図・尾張国安食荘絵図・自御室戸至山上指図の三舗を、本所技官による模写のため借用し、一九九一年五月二九日に返却した。
（岡田隆夫・千々和到・榎原雅治・山家浩樹・鴨川達夫・吉田成）
『東京大学史料編纂所報』第26号p.5
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